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ミキサーやオーディオインターフェイスなどに搭載されている XLR
タイプとフォンジャック両方を搭載したコンボタイプのコネクタは省スペース化に貢献でき、エフェクターボードやラックシステムを構築する上で非常に有用です。
今回は、コンボタイプのレセプタクルコネクタである、NEUTRIK NCJ6FI-S
を紹介させて頂きます。
NCJ6FI-S
NEUTRIK NCJ6FI-S |
NCJ6FI-S は XLR タイプとフォンジャックを共用できる、NEUTRIK
オリジナルのレセプタクルコネクタです。
XLR
タイプとフォンジャックが兼用のため、ジャンクションボックスやコネクタパネルの省スペース化が可能です。
フォンジャックはシールドを接続可能であるため、エレキギターやベースのインプットとしても使用することができます。
NCJ6FI シリーズとして垂直基板用、水平基板用、ケーブルはんだ付け用の 3
タイプがラインナップされており、様々な設計に対応します。
ジャンクションボックスなどを自作する際には、ケーブルはんだ付け用の
NCJ6FI-S がおススメです。
端子仕様
NCJ6FI シリーズの端子仕様は、公式 HP (Home Page) に掲載されています。
NCJ6FI-S 端子仕様 *Neutrik HP より引用 |
XLR とフォン端子がうまく配置されており、1
つのレセプタクルコネクタに収まっています。
配線例
XLR タイプとフォンジャックをそれぞれ配線
もっとも一般的な配線パターンと思われるのが、XLR
タイプとフォンジャックをそれぞれ配線するパターンで、下の図のようなイメージです。
XLR タイプとフォンジャックをそれぞれ配線 |
XLR タイプとフォンジャックを共通化して配線
XLR
タイプとフォンジャックを共通化して配線することで、どちらのコネクタからの接続にも対応できるようになります。
XLR タイプとフォンジャックを共通化して配線 |
ライブハウスやスタジオで LINE サウンドを XLR
ケーブルで送りたい場合など、変換コネクタを持ち歩くことなく対応できます。
この時、XLR
タイプとフォンジャックのインピーダンスが機器により異なる場合が多いため、接続する機器のインピーダンスについては事前に確認しておくことをおススメします。
レセクタプルコネクタの搭載例
あまり一般ユーザに浸透していないレセプタクルコネクタですが、エフェクターボードやラックシステムの省スペース化に貢献することができます。
ラックパネルへの搭載
レセプタクルコネクタのラックパネルへの搭載 |
ラックシステムにレセプタクルコネクタを搭載する場合、 コネクタパネルを使用することで簡単に搭載することができます。
使用頻度が高いコネクタをコネクタパネルに集約しておくことで、スタジオやライブなど現場での即時展開が可能です。
エフェクターボードへの搭載
レセプタクルコネクタのエフェクターボードへの搭載 |
エフェクターボードにレセプタクルコネクタを搭載する場合は、FENDER PEDALBOARD
などのようにコネクタパネルを搭載したモデルを選択する必要があります。
また、ジャンクションボックスの自作などによって搭載することもできます。
配線が複雑になりがちなエフェクターボードにおいても、レセプタクルコネクタは有用です。
精密に加工されたアルマイト製の薄型シャーシは、軽量でありながらも過酷な使用に耐え得る強度を備えており、考え抜かれたケーブル配線や適切な管理方法により、ボードがペダルで溢れかえっていても、すっきりと整理された状態を保つことができます。
レセプタクルコネクタ搭載可能
その他のレセプタクルコネクタ
NCJ6FI-S
の他にラックパネルやエフェクターボードへの搭載をお勧めしたいレセプタクルコネクタをいくつか紹介させて頂きます。
NEUTRIK NC3MD-LX-BLR (XLR オス)
NC3MD-LX は、XLR のオスタイプのレセプタクルコネクタです。
エフェクターシステムの最終出力に接続できるように配線しておくことで、ミキサーや
DI、オーディオインターフェイスへの接続がスムーズになります。
USB
NEUTRIK NAUSB は、USB 中継のレセプタクルコネクタです。
USB TYPE A と TYPE B
の端子を備えており、用途によって端子の向きを変えることができ、フレキシブルな運用ができます。
近年のエフェクターは USB
接続が必要なものが増えてきているので、コネクタパネルに配置しておくと便利です。
NEUTRIK の USB レセプタクルレセプタクルコネクタ。USB A 及び B
を備え、用途に合わせてコネクタを反転して使用可能。
最後に
今回は、コンボタイプのレセプタクルコネクタである、NEUTRIK NCJ6FI-S
を紹介させて頂きました。
XLR
タイプとフォンジャック両方を搭載したコンボタイプのコネクタは省スペース化に貢献でき、エフェクターボードやラックシステムを構築する上で非常に有用です。
ぜひご自身のエフェクトシステムに組み入れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
NEUTRIK の USB レセプタクルレセプタクルコネクタ。USB A 及び B
を備え、用途に合わせてコネクタを反転して使用可能。
精密に加工されたアルマイト製の薄型シャーシは、軽量でありながらも過酷な使用に耐え得る強度を備えており、考え抜かれたケーブル配線や適切な管理方法により、ボードがペダルで溢れかえっていても、すっきりと整理された状態を保つことができます。
レセプタクルコネクタ搭載可能
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