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定番のエフェクターケース KC の EC シリーズ

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エレキギターやエレキベースをプレイする上で欠かせないものに、エフェクターがあります

エフェクターをスタジオやライブハウスに適切に保護しながら持ち歩き、素早く展開するために、エフェクターケースは必要不可欠無存在です

今回は、エフェクターケースの中でも定番の、KC の EC シリーズを紹介していきます。

定番エフェクターケース EC シリーズ

KC EC シリーズ
KC EC シリーズ

KC の EC シリーズは定番のエフェクターケースとして、長らくギタリストやベーシストに愛用されています

価格がかなり押さえられており、その品質を考慮するとコストパフォーマンスはトップレベルです

KC エフェクターケース
コンパクトエフェクター、マルチエフェクター、MTR やその他機材などを収納し、持ち運びやセッティング時が可能。

キョーリツコーポレーション

EC シリーズの製造販売元は、KC と表記されることが多いですが、KC はキョーリツコーポレーションの略称です

キョーリツコーポレーションは、1979 年から楽器ケースの製造および販売を開始し、現在までギタリストやベーシストに愛されています


豊富なバリエーション

EC シリーズは豊富なバリエーション展開となっています

サイズだけでも 9 種類がラインナップされており、カラーは通常ブラックとシルバーの 2 種類が展開されているため、18 種類の中から最適なエフェクターケースを選択することができます

ブラックの表面は PVC シート、シルバーの表面はアルミシート仕上げとなっています。

EC シリーズは豊富なラインナップが特徴
EC シリーズは豊富なラインナップが特徴

また、タイミングによっては赤や青など、さらに幅広いカラーラインナップが展開されることもあります。

必要十分な強度

EC シリーズは、エフェクターケースとして必要十分な強度を有しています
通常の徒歩での持ち運びや車での輸送の際に、エフェクターをしっかりと守ってくれます

私は EC シリーズをもって国内を航空機で移動していますが、預入手荷物として問題なく輸送できています

もちろん、機材車に機材を満載して国内を移動する場合は、ARMOR などの堅牢なケースを使用することをお勧めします。

しかしながら、堅牢なケースはケースが堅牢なだけで、エフェクターケース内の機材への衝撃を和らげる効果は特に期待できないので、その点は考慮しておく必要があります。

軽量で持ち運びやすい

EC シリーズは軽量で持ち運びやすく首都圏での使用に向いている
EC シリーズは軽量で持ち運びやすく首都圏での使用に向いている

EC シリーズは他社の堅牢なエフェクターケースと比べて、半分くらいの重量に抑えられています

これは意外と重要なことで、人間が手でエフェクターケースを持ち運ぶことを想定すると、重くてもエフェクター込みで 10 kg 以内程度に収めておく必要があります

私自身、地方で車移動ができたときは堅牢な ARMOR のエフェクターケースを使用していましたが、首都圏に来てからは軽量な KC のエフェクターケースを使用しています

EC-60 で構成したエフェクターボード (6.7 kg)
EC-60 で構成したエフェクターボード (6.7 kg)

上の写真は、EC-60 でエフェクターボードを実際に構築した例になりますが、エフェクターなどすべてを含めて 6.7 kg に抑えられています

このくらいの重量であれば、持つ手を左右変えながらにはなりますが、エフェクターケースを自らの手で長時間持ち運ぶことができます

縦持ちハンドル

縦持ちハンドルは小回りが利くので電車内で非常に便利
縦持ちハンドルは小回りが利くので電車内で非常に便利

EC シリーズは、通常の横持ハンドルに加えて、縦持ちハンドルを備えています
縦持ちハンドルは他のフェクターケースではあまり見かけない装備ですが、持ち運びの時に非常に役立ちます

駅構内や電車内、スタジオやライブハウスなど通路の狭い場所では、この縦持ちハンドルを使用することで、小回りを利かせて移動することができます

エフェクターボードの構築

EC シリーズは、いくつかの点を考慮しておくことで、さらに完成度の高いエフェクターボードを組み上げることができます。

ヒンジ側を下向きにしてエフェクターを配置

他社のエフェクターケースでもそうですが、エフェクターボードを組み上げるにあたり、エフェクターを設置する向きをあらかじめ決めておくのがよいでしょう

私がおススメするエフェクターを設置する向きは、エフェクターケースのヒンジ側 (ハンドル逆側) を下向きにしてエフェクターを設置していくことです

ヒンジ側を下向きにしてエフェクターボードを配置しよう
ヒンジ側を下向きにしてエフェクターボードを配置しよう

こうしておくことで、エフェクターがケースに支えられ、エフェクターケースを運ぶ時や、閉じて保管しておくときにエフェクターが重力に負けてケース内で移動してしまう可能性を低減させることができます

エフェクターの不慮の移動を抑えることは、配線の断線防止などの観点からも重要です

ジャンクションボックスで配線を容易に

ジャンクションボックスはエフェクターボードの配線を容易にする
ジャンクションボックスはエフェクターボードの配線を容易にする

EC シリーズは、エフェクターを設置する側のボードに 2 cm 程度壁があり、エフェクターによっては INPUT ジャックに楽器のシールドを差し込めない場合があります。

そのため、必要に応じてジャンクションボックス使用して、INPUT と OUTPUT ジャックを独立させて用意することをおススメします

ジャンクションボックス
信号の IN/OUT をまとめることにより、エフェクターボードの有効活用を実現するジャンクションボックス。

マジックテープは One Control がおススメ

One Control のマジックテープは結束力が強く非常におススメ
One Control のマジックテープは結束力が強く非常におススメ

EC シリーズはエフェクターを設置する側のボードに布が貼られているため、エフェクターにマジックテープのオスを貼り付けるだけで設置することができます。

EC シリーズにはマジックテープのオスが付属していますが、長さも短く、強度にも不安があります。

私の経験上、マジックテープは One Control のものがおススメです
EC シリーズのボードに対しても強固に結束してくれるので、エフェクターケースの中でエフェクターが移動してしまうような事態を避けることができます。


ステッカーの貼り付けにはドライヤー

波打った場所へのステッカー貼り付けにはドライヤーを活用しよう
波打った場所へのステッカー貼り付けにはドライヤーを活用しよう

エフェクターケースにステッカーを貼る方も多いと思います。
しかしながら、EC シリーズのシルバーモデルは、アルミシートが波打った形状になっているため、ステッカーが貼りにくくなっています。

シルバーモデルの場合は、ステッカーを貼った後にドライヤーを当てながらなじませていくと、うまく貼り付けることができます

この時、エフェクターケース表面が高温になるので、やけどに注意して作業を進めてください。

最後に

今回は、エフェクターケースの中でも定番の、KC の EC シリーズを紹介させて頂きました。

EC シリーズはその品質と価格の安さから、エフェクターケースの中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇ります

また、重量が比較的軽量であるため、輸送時の人の負担を大きく軽減することができます
首都圏などで車がつかえない場合などは、非常に重宝します。

私自身、KC、ARMOR、CLASSIC PRO のエフェクターケースとラックケースを様々に所有してきましたが、最終的にエフェクターケースは KC の EC シリーズに落ち着きました

エフェクターケースの購入を考えている方は、ぜひ検討してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

KC エフェクターケース
コンパクトエフェクター、マルチエフェクター、MTR やその他機材などを収納し、持ち運びやセッティング時が可能。
ジャンクションボックス
信号の IN/OUT をまとめることにより、エフェクターボードの有効活用を実現するジャンクションボックス。

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