楽器の練習をするうえで、メトロノームは欠かせない存在です。
多くのメトロノームはカードタイプで持ち運びに便利ですが、自宅など決まった練習場所で使用するにはいささか安定感に欠け、ボタンも小さいため操作性も低くなっています。
決まった練習場所では、安定感と操作性に富んだメトロノームが求められます。
今回は、安定感と操作性に富んだ、デスクトップ用メトロノームである KORG KDM-3
を紹介していきます。
KORG KDM-3
KORG KDM-3 |
KDM-3 は、パワフルな音量と聴き取りやすい音色が特徴のメトロノームです。
豊富なビート・パターンとメトロノーム音を収録し、デジタルならではの便利な機能であらゆるジャンル・楽器の演奏に対応します。
アコースティックな機械式のメトロノームをそのままミニチュアサイズにしたようなデザインで、机上、ピアノの上など、あらゆる練習場所に馴染みます。
また、新設計の密閉型スピーカーを搭載し、そのコンパクトなサイズからは想像できないパワフルな音量を実現しています。
価格は 5,000
円前後とカードタイプのメトロノームよりも高価ですが、安定感と操作性に富んでいるのでその価値はあります。
パワフルな音量と聴き取りやすい音色を提供します。8
種類のメトロノーム音、19
種類のビート・パターンを収録し、あらゆるジャンルの楽曲に対応。基準音を聞きながらチューニングが可能なサウンドアウトモードを搭載。設定した時間だけメトロノームが動作するタイマーモード機能付きです。
机上で操作しやすいデザイン
KDM-3
は、安定性の高い筐体デザインとディスプレイ位置により、机上で操作しやすいデザインにまとまっています。
スタートストップは天面のボタンを押すことで行いますが、安定性の高い筐体デザインにより、本体が動いてしまうようなことはありません。
KDM-3 は安定性の高い筐体デザインによりボタンが押しやすい |
テンポは回転式のダイヤルで操作することができ、スムーズに目標のテンポを設定することができます。
押しボタン式では何度も押す必要があったり、連打していて目標のテンポを通り過ぎてしまうことがあったりするので、ダイヤル式ではそのようなこともありません。
KDM-3 のテンポ設定はダイヤルで行う |
また、ディスプレイが側面についているので、机に置いたくらいの距離で設定値などの表示が見やすくなっています。
基礎練習に便利なタイマーモード
KDM-3 にはタイマーモードが搭載されています。
設定した時間だけメトロノームが動作し、自動的に停止します。
ウォーミング・アップや基礎練習の際に活用することができ、日々の練習に重宝します。
長時間練習でも安心のロングライフ設計
KDM-3は、テンポ 120
回/分で最大音量で使用した場合、約120時間使用することができます。
使用する電池は単 4 電池 4 本と多くなっていますが、約 120
時間のロングライフなのでランニングコストもそこまで気になりません。
KDM-3 は単 4 電池 4 本で駆動する |
また、メトロノームの動作が停止した状態で 20
分経過すると、自動的に電源をオフにするオートパワーオフ機能も搭載しているので、無駄に電池を消耗してしまう心配もありません。
実際の使用環境
KDM-3 の使用環境 |
実際の KDM-3 の使用環境は、上の写真のイメージです。
KDM-3 は高さが 11 cm 程度とコンパクトなので
、モニター下などに配置しておくことも可能です。
また、自宅での楽器練習はオーディオインターフェイスにエレキギターやベースを接続してヘッドホンで音を聴きながら行っているので、メトロノームもオーディオインターフェイスに接続しています。
KDM-3 はオーディオインターフェイスに接続して運用している |
テンポを簡単に確認できるメリットは大きい
テンポを確認するだけであれば、PC
やスマートフォンのアプリでメトロノームを鳴らすという方法もあります。
しかしながら、PC
やスマートフォンを立ち上げてアプリを探して起動するなど、楽器を練習するためにいくつかの手順を踏むことになり、練習が億劫になってしまいます。
実機のメトロノームがあれば、すぐにテンポを確認することができるので、練習したいときにすぐに練習できる環境を構築することができます。
外部機器との接続には L 型プラグがお薦め
KDM-3 をオーディオインターフェイスなどの外部機器に接続する場合には、L 型ミニフォンプラグを持つケーブルがおススメです。
KDM-3 のフォンジャックは本体右側面に備え付けられているため、ストレート型ミニフォンプラグでは、横に大きく張り出してしまいます。
KDM-3 の外部機器との接続には L 型プラグがお薦め |
私の環境では、KDM-3 とオーディオインターフェイスの接続に HOSA のXVM-110M を用いています。
最後に
KORG KDM-3 はデスクトップ用メトロノームとしてベストな選択 |
今回は、安定感と操作性に富んだ、デスクトップ用メトロノームである KORG KDM-3 を紹介させて頂きました。
KDM-3 は、安定感を生み出す筐体デザインと、天面のスタートボタンやダイヤル式のテンポ設定など操作性に優れています。
机上で手軽に使用することを前提にしたメトロノームであれば、まさにベストな選択です。
デスクトップ用のメトロノームをお探しの方は、ぜひ検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
パワフルな音量と聴き取りやすい音色を提供します。8 種類のメトロノーム音、19
種類のビート・パターンを収録し、あらゆるジャンルの楽曲に対応。基準音を聞きながらチューニングが可能なサウンドアウト・モードを搭載。設定した時間だけメトロノームが動作するタイマーモード機能付きです。
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