エレキギターやベースを弾くときにエフェクターを接続する場合、パッチケーブル (短めのシールドケーブル) は欠かせない存在です。
パッチケーブルも通常のシールドケーブルと同様に、安物から高級品まで豊富なラインナップが存在しています。
そのため、どのパッチケーブルを選択するか迷ってしまう方も多いと思います。
今回は、私が愛用している
HOSA 製パッチケーブルについて紹介していきます。
Hosa 製パッチケーブル
信頼性・汎用性が高い HOSA 製パッチケーブル |
HOSA 製パッチケーブルは信頼性・汎用性が高く、それでいて手が届きやすい価格帯に設定されています。
数あるパッチケーブルの中でも間違いなくコストパフォーマンスが高く、非常におススメすることができます。
そもそも HOSA とは
HOSA とは Hosa Technology
社のことで、アメリカカリフォルニア州に拠点を置く、ケーブル・アクセサリーブランドです。
アメリカではケーブルのトップブランドとして知られており、アメリカ国内大手楽器店からローカルの小型店舗まで多くのお店がケーブルのメインブランドとして幅広く展開しています。
また、スタジオ・放送局・劇場などプロフェッショナルの現場でも幅広く導入/採用されている信頼性の高いブランドです。
樹脂で固められたコネクタ部
HOSA 製パッチケーブル最大の特徴は、樹脂で覆われたコネクタです。
コネクタが完全に樹脂で覆われているため、コネクタとケーブルが外れる断線のアクシデントが限りなく少なくなります。
無理やりコネクタ部を破壊しようとしても、並大抵の力では破壊することはできません。
HOSA のケーブルは完全に樹脂で覆われている (画像は無理やり破壊したもの) |
他社製パッチケーブルのコネクタの多くは金属製のケースで覆われており、内部でコネクタと配線が半田で固定されている構造であるため、造りが甘いとコネクタとケーブルが外れ、断線してしまうことがあります。
コネクタ部での断線リスクを低減させることで、ライブやスタジオでの快適な演奏や大出力機器の保護にも繋がります。
しなやかなケーブルは断線リスクを低減させるのみならず、エフェクターボード内の配線を容易にし、自由度の高いエフェクターボードの構築にも貢献します。
エフェクター同士の設置距離を縮め、より多くのエフェクターをエフェクターボードに組み込むことができます。
音質や性能
HOSA のケーブルは十分な音質と性能を有している |
パッチケーブルを含むシールドの音質評価は、非常に難しいものです。
実際に HOSA
製のパッチケーブルをエフェクトシステムに組み込んで使用している私としては、音質は必要十分なものだと考えています。
少なくとも音質劣化を感じることはできず、通常使用においてまず問題ありません。
また、スペック上の性能については配線材への無酸素銅 (OFC)
導体の採用や、シールド部にスパイラル構造を採用しているため、楽器の信号伝達に配慮がなされているケーブルということができます。
多種多様なケーブルや変換コネクタを備えており、システム内のケーブルを容易に統一することができます。
個人的な意見として、エレキギターやベースのシステム内の配線はできるだけ素性がはっきりとしたものを使用するべきで、可能であればメーカも統一したほうが望ましいと考えています。
その理由として、万が一システムに不具合が発生したときに原因を特定しやすいことが挙げられます。
また、配線は無視できる範囲ではあるものの少なからず音色や音質に影響を与えるため、できるだけブレが生じる要素を排除する目的も持ち合わせています。
また、パッチケーブルは 8
色のバリエーションがあり、エフェクトシステム内での色分けが容易になり便利です。
最後に
HOSA
製パッチケーブルは信頼性・汎用性が高く、数あるパッチケーブルの中でも間違いなくコストパフォーマンスが高く、非常におススメすることができます。
パッチケーブルをどのメーカにするか悩んでいる方は是非 HOSA
製のケーブルを検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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