ノートパソコンを使ていると、ふとした瞬間にノートパソコンがフリーズしてしまうことがあります。
ノートパソコンのフリーズの原因はノートパソコンのスペックが不足している場合もありますが、意外と挙げられる原因として、ノートパソコンの発熱に対する保護機能 (サーマルスロットリング) の影響があります。
サーマルスロットリングとは、CPU や GPU の温度が上昇しすぎたときに自動的にクロック周波数を落としてに温度を下げる保護機能です。
そのため、ノートパソコンを快適に使用するためには、冷却が非常に重要ということができます。
今回は、私がノートパソコンの冷却のために使用しているノートパソコンクーラ TK-CLN28U を紹介していきます。
ノートパソコンクーラ TK-CLN28U
ノートパソコンクーラ TK-CLN28U |
TK-CLN28U は、公称 15.6 インチまでのノートパソコンに対応している比較的大型のノートパソコンクーラーです。
実際には本体サイズ W 160 × D 160 の範囲内にノートパソコンが入っていればいいので、最近のベゼルが細いノートパソコンの場合はもう少し大きいサイズのノートパソコンまで載せることができます。
私自身も 16 インチの Dell Inspiron 16 7620 2-in-1 を載せて使用しています。
TK-CLN28U は大型なので 16 インチ程度のノートパソコンを載せられる |
構成としては大型の 16 cm ファンを 1 基搭載しており、動作音も比較的静かです。
また、本体表面は放熱効果が高いアルミ板となっており、若干の放熱効果が期待できます。
高負荷な作業をする場合におススメ
ノートパソコンクーラは、ノートパソコンで高負荷な作業を行う際に活躍します。
私の場合、ノートパソコン単体では Web カメラ (Logicool C980)で HD 動画を撮影しながら音楽ソフト (CUBASE) で演奏を録音しているときにサーマルスロットリングが発生していました。
動画撮影と録音を同時に行っているので、絶対にノートパソコンがフリーズしてほしくない状況下ですが、これらの作業は高負荷をノートパソコンに与えるため、長時間続けて作業を行うと、サーマルスロットリングを引き起こしてしまうのです。
高負荷な作業を行う時に TK-CLN28U は真価を発揮する |
そこで、サーマルスロットリング対策としてノートパソコンクーラ TK-CLN28U を導入しました。
効果は大きく、2 時間ぶっ通しで録画と撮影をしていましたが、サーマルスロットリングで PC がフリーズするようなことはなく、快適にノートパソコンを使用することができました。
自宅でもノートパソコンの CPU、GPU 温度を監視しながらテストしてみましたが、TK-CLN28U を使用している場合は高負荷の作業を続けてもほとんど温度が上がらないことが確認できました。
TK-CLN28U を導入することで CPU や GPU の温度上昇を抑えられる |
個人的にノートパソコンクーラは、ノートパソコンの温度を下げるためではなく、吸排気を確保することで一定以上の温度を超えないようにするために使用するという考え方が正しいと思います。
低負荷の作業しかしない場合は不要な場合も
低負荷の作業しかしていないときにノートパソコンがフリーズする場合は、少し工夫でサーマルスロットリングを避けることができるかもしれません。
吸排気口の近くに障害物などがある場合、ノートパソコンがうまく吸排気できずにサーマルスロットリングが引き起こされる可能性があります。
ノートパソコンの多くは底面から吸気し、側面から廃棄する構造になっているため、ノートパソコンの下にテーブルクロスなどの気流を妨げるものがある場合や、ノートパソコンの側面にすぐ壁がある場合は吸排気がうまくできなくなります。
布の上でノートパソコンを使用すると吸排気に影響が出る |
低負荷の作業しかしていないときにサーマルスロットリングが発生している場合は、これらの条件を取り除くだけで解決することができます。
もちろん、常にノートパソコンの吸排気ルートを確保するためにノートパソコンクーラを利用することも有効です。
TK-CLN28U は通常使用時の吸気ルートの確保にもおススメ |
最後に
今回は、私がノートパソコンの冷却のために使用しているノートパソコンクーラ TK-CLN28U を紹介させて頂きました。
ノートパソコンクーラは、高負荷の作業を行う場合に重宝します。
ノートパソコンクーラを使用すると、吸排気を各尾することで一定定以上に CPU、GPU 温度が上がりにくくなるため、サーマルスロットリング対策として有効です。
ノートパソコンで高負荷な作業を長時間行う方は、ぜひ一度ノートパソコンクーラの購入を検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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