賃貸タイプの住居には、ライフスタイルに合わせて間取りや住む場所を変えられるなどのメリットが挙げられます。
しかし、一般的な賃貸タイプの住居のデメリットとして、間取があらかじめ決まってしまっているので、部屋のレイアウトの自由度が低いということが挙げられます。
部屋のレイアウトの自由度が低いという問題を解決するための 1
つの手段として、テレビやモニタを壁掛けにすることで、自由な空間を増やす方法が挙げられますが、賃貸タイプの住居では壁への穴あけなどが難しいので、テレビやモニタを壁掛けする難易度は比較的高くなります。
今回は壁に大きな穴をけることなく、賃貸タイプの住居であっても手軽にテレビやモニタを壁掛けする方法を紹介します。
テレビやモニタを壁掛けすることで部屋のレイアウトに自由度が向上し、快適な賃貸ライフを送ることができます。
石膏ボードにテレビやモニタを壁掛け
すっきりと壁掛けされたモニタ |
一般的な賃貸タイプの住居の壁は、主に石膏ボードで構成されています。
そのため今回紹介する方法は、石膏ボードにテレビやモニタを掛ける方法になります。
もちろん壁の一部には柱などもありますが、今回の方法では柱の部分にテレビやモニタを掛けることはできません。
作業前に壁を軽く叩くなどして、テレビやモニタを掛けたい場所が事前に石膏ボードであるか確認してください。
テレビやモニタは軽量な物がおススメ
今回の方法で壁にかけるテレビやモニタの重量は、出来るだけ軽い物がおススメです。
今回壁への固定に使用する石膏ボード用フックの耐荷重は 1 セット当たり 5 kg
であり、4 セット使用するので単純計算 20 kg
の耐荷重が期待できるはずですが、それぞれの固定位置が非常に近いため、あまりに重いテレビやモニタを掛けると、石膏ボードにダメージを与えてしまう可能性があります。
そのため、石膏ボード用フック 1 セット当たりの耐荷重である、5 kg
以下のテレビやモニタを選定することを推奨します。
最近のテレビやモニタは軽量になってきているので、大きな画面のモデルも選択肢に入ってくるとは思いますが、24 インチまでの PC モニタをおススメします。
VESA マウント壁掛け金具
シンプルな構成の VESA マウント壁掛け金具 |
壁掛け金具は、テレビやモニタの取り付け規格である VESA
に対応しているものを選定しました。
また、今回選定した壁掛け金具は取り付け時の奥行き方向が短く、省スペースでテレビやモニタの壁掛けを実現できます。
VESA マウント金具には、下の写真のようなビスや固定具が同梱されていますが、テレビ・モニタ側の固定用ビスのみを使用します。
今回は短いテレビ・モニタ側の固定用ビスのみを使用します |
石膏ボード用フックを流用
今回は、石膏ボード用フックを流用し、VESA マウント壁掛け金具を壁に取り付けます。
フックの部分は使用せず、付属の釘とプラスチック製の固定具のみを使用します。
下の写真のように、プラスチック製の固定具で VESA
マウント壁掛け金具を取り付けていきます。
石膏ボード用フックの一部を流用し VESA マウントを取り付ける |
このとき、VESA
マウント金具をプラスチック製の固定具に載せるようなイメージで固定していくと、完成時のガタつきを少なくすることができます。
四隅を固定した VESA マウント |
テレビ・モニタ側のマウントを仮でつけてみると、下の写真のような状態になります。
テレビ・モニタ側のマウントを仮で取り付けたところ |
配線方法については注意が必要
上記の方法でテレビやモニタを壁に掛けることができますが、あらかじめ配線方法については考えておく必要があります。
テレビやモニタを壁掛けすると、どうしても配線が目立ってしまうことが多いです。
そこで、配線を目立たなくする方法として、壁面用配線モールを利用する方法が挙げられます。
配線モールできれいな配線を実現できる |
壁面用配線モールを利用することで配線を隠すことができ、部屋の印象をすっきりさせることができます。
また、配線モールの壁面への取り付けについては付属の両面テープではなく、石膏ボード用の釘を使用することをおススメします。
最後に
今回は壁に大きな穴をけることなく、賃貸タイプの住居であっても手軽にテレビやモニタを壁掛けする方法を紹介させて頂きました。
テレビやモニタを壁掛けすることで部屋のレイアウトに自由度が向上し、快適な賃貸ライフを送ることができます。
思った以上に簡単にテレビやモニタを壁掛けできるのでおススメです。
気になる方は是非挑戦してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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