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MIDI 機器をワイヤレスで運用しよう CME WIDI Master


複雑化したエレキギターやベースのエフェクトシステムを制御する上で、MIDI デバイスは既に欠かせない存在となっています

複数の機器を MIDI フットコントローラなどで一括管理することも可能で、スマートなエフェクトコントロールを実現してくれます

しかし、そんな便利な MIDI デバイスの弱点として、有線接続が必須という点が挙げられます

今回は、そんな MIDI デバイスの弱点を克服し、ワイヤレス接続を化可能にする CME WIDI Master を紹介していきます。

CME WIDI Master

WIDI Master は送受信で 1 セットとなる
WIDI Master は送受信で 1 セットとなる

WIDI Masterは、MIDI デバイスを Bluetooth を介し接続することが可能です

電源も MIDI ポートから供給されるため、別途電池を用意したり充電したりする煩わしさがありません

Bluetooth 5 を採用しているため接続の信頼性は非常に高く、3 ms という革新的な低レイテンシーを実現しており、通常の有線接続と遜色ない MIDI コントロールが可能です

また、自動ペアリング機能を内蔵しており、簡単操作で即座にセットアップできます。

価格は 1 セット 5,500 円程度と決してリーズナブルではありませんが、元々ワイヤレス接続機能を持たない MIDI 機器同士をワイヤレス接続できるようになるので、使い方によっては非常に有用です。

CME (シーエムイー) / WIDIMASTER
Bluetooth MIDI (BLE-MIDI) 準拠のワイヤレス MIDI アダプター MMA (MIDI Manufacturers Association) によって承認された新しいワイヤレス規格、Bluetooth MIDI (BLE-MIDI) 準拠の WIDI Master は、まさに「バーチャル MIDI ケーブル」と呼べる便利なツールです。この規格によって、コンピューターがなくても、ケーブルがなくても、多くの対応した MIDI デバイスを Bluetooth を介し接続することが可能になりました。

そもそも CME とは?

WIDI Master を製造販売する CME についてですが、15年以上にも渡りワイヤレス MIDI のソリューションに取り組んできたブランドです

私自身、本商品を購入するにあたりメーカ名を初めて知りましたが、技術の発展に尽力しているこのような会社には好感が持てます

使い方

WIDI Master の使い方は簡単で、基本的に既存の MIDI 対応機器の端子に差し込むだけで使用可能です

  • MIDI 機器と PC やスマートフォンを接続する場合
MIDI 機器に WIDI Master を装着し、PC やスマートフォンの Bluetooth 設定画面から、WIDI Master を選択して接続します。

  • MIDI機器同士で接続する場合
受信側と送信側に WIDI Master を装着します。
基本的に自動的に WIDI Master 同士がペアリングされます。
なお、この場合は 2 セットの WIDI Master が必要になります

私の場合は MIDI コントローラとラックシステムの HX Stomp に WIDI Master をそれぞれ接続し、ワイヤレスで操作しています。

MIDI フットコントローラに装着された WIDI Master
MIDI フットコントローラに装着された WIDI Master 

MIDI 端子を持ったエフェクターに装着された WIDI Master
MIDI 端子を持ったエフェクターに装着された WIDI Master 

今までは MIDI コントローラのみ有線で足元まで引っ張ってくる必要があったものが、ワイヤレス化できました。

ステージ上に配線を引くとなると、準備が煩わしくなるったり、引っ掛けて転倒や断線の危険性が生じたりするので、できる限りステージ上に配線を引きまわしたくないので非常に助かっています

使用にあたっての参考情報

MIDI 接続をワイヤレス化できるとても便利な WIDI Master ですが、使用にあたりいくつか参考情報がありますので、記載しておきます。

購入したら最新のファームウェアにアップデートしよう

CME は WIDI Master の売り文句の一つに、ライフタイムアップデートを挙げています。

WIDI App (Android / iOS アプリ) によって、常に WIDI Master の最新アップデートが提供されているので、安定した接続を得るためにもファームウェアは常に最新のものにしておきましょう

MIDI 機器によっては加工が必要なものも

MIDI 機器によっては加工が必要な場合もある
MIDI 機器によっては加工が必要な場合もある

基本的に国内メーカや元々給電機能を持った MIDI 機器であれば問題ないのですが、稀に MIDI コネクタの 2 番 PIN が GND に接続されていない MIDI 機器が存在します (MIDI 規格上 GND に接続してもしなくても良いようです)。

MIDI コネクタの 2 番 PIN が GND に接続されていない MIDI 機器の場合、給電機能を使用できず、給電機能が必須の WIDI Master を使用することができません。

その場合は、MIDI 機器の MIDI コネクタの 2 番 PIN を GND に接続すれば問題なく使用が可能となります

この辺りは加工が必要となるので自己責任で行う必要がありますが、詳細については以下の記事にまとめていますので、興味のある方はご参照ください。


最後に

WIDI Master のパッケージ
WIDI Master のパッケージ

今回は、MIDI 機器のワイヤレス接続を化可能にする CME WIDI Master を紹介させて頂きました。

WIDI Master は、電源も MIDI ポートから供給されるため、別途電池を用意したり充電したりする煩わしさもなく、3 ms という革新的な低レイテンシーを実現しているため、通常の有線接続と遜色ない MIDI コントロールが可能です

ステージ上に配線を引くとなると、準備が煩わしくなるったり、引っ掛けて転倒や断線の危険性が生じたりするので、できる限りステージ上に配線を引きまわしたくないというユーザに非常におススメできます

MIDI 機器のワイヤレス化でお悩みの方は、是非一度検討してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

CME (シーエムイー) / WIDIMASTER
Bluetooth MIDI (BLE-MIDI) 準拠のワイヤレス MIDI アダプター MMA (MIDI Manufacturers Association) によって承認された新しいワイヤレス規格、Bluetooth MIDI (BLE-MIDI) 準拠の WIDI Master は、まさに「バーチャル MIDI ケーブル」と呼べる便利なツールです。この規格によって、コンピューターがなくても、ケーブルがなくても、多くの対応した MIDI デバイスを Bluetooth を介し接続することが可能になりました。

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