2012 年の前機種 RME Fireface UCX の発売から 9 年、ついに後継機種である RME
Fireface UCX II の発売が 2021 年 8 月 16 日に決定しました。
私自身も長らく Fireface UCX
の後継機種を待っていた身なので、今回の発売決定は非常に嬉しい限りです。
今回は、RME Fireface UCX II について簡単にまとめていきます。
Fireface UCX II
RME
といえば、言わずと知れたハイエンドなオーディオインターフェイスを開発しているメーカで、その性能は音楽業界から高い評価を得ています。
そして、UCX は RME
のオーディオインターフェイスの中でもハーフラックサイズの小さな筐体が特徴の機種です。
Fireface UCX II
は小さな筐体ながらも、優れた自由度と柔軟性を備えており、最大 20
の録音チャンネルと 20 の再生チャンネル、SteadyClock
FS、高性能マイク入力、内蔵パラメトリックEQ、USB録音機能、全ての機能を制御可能なスタンドアローン・モード機能を搭載しています。
これほどまでの入出力、スペック、安定性、機能群をハーフラックサイズに収めたモバイル対応インターフェイスは他に類がありません。
モバイル用途だけでなく、デスク上でも場所を取らずに設置できるので、非常におススメできるオーディオインターフェイスです。
ただし、価格はその能力相応に 160,000 円前後が設定されています。
RME
の革新的な技術により、最先端のスペックと安定性を両立するオーディオインターフェイス。最大
20 の録音チャンネルと 20 の再生チャンネル、SteadyClock
FS、高性能マイク入力、内蔵パラメトリック EQ、USB
録音機能、全ての機能を制御
可能なスタンドアローン・モード機能を搭載しています。
音質は歴代機種で証明済み
RME
のオーディオインターフェイスの音質が素晴らしいということは、歴代機種が証明しており、数多くのミュージシャンに愛用されている実績があります。
予算さえ許すのであれば、何も考えずに RME のオーディオインターフェイスを購入すれば間違いありません。
入出力の多さも魅力
Fireface UCX II
はハーフラックサイズのオーディオインターフェイスとしては最高峰の最大 20
の録音チャンネルと 20 の再生チャンネルを有しています
(ブレイクアウト・ケーブルなどの追加接続が必要になります)。
なかなか個人で全てのチャンネルを常時使用することはありませんが、時々「あと 1
チャンネル空きがあれば…」という事態が発生したりすることがあるので、この入出力の多さは魅力的です。
特にも DTM でリアンプ (エフェクター含む)
を多用する場合は、入出力チャンネルが豊富であるという点は強みです。
今回の売りはスタンドアロン化か?
前機種の Fireface UCX は、9
年も戦えるほど高性能だったため、正直
Fireface UCX II はいったいどこが進化したのか捉えにくいところがあります。
その中で、Fireface UCX II
から分かりやすく追加された機能として、スタンドアロン機能が挙げられます。
Fireface UCX II は、ダイレクトUSB録音機能 DURec を有しており、 PC なしでレコーディングを完結することができます。
また、iPhone や iPad
との接続も可能であり、非常にモバイル用途に優れたオーディオインターフェイスということができます。
私自身が導入 Fireface UCX II を検討する理由
Fireface UCX II
の魅力は前項までで十分に伝わったかと思いますが、ここからは私個人が
Fireface UCX II を検討する理由を述べていきます。
最高条件の入力機器を手に入れたい
Fireface UCX II を導入したい最大の理由はこれに尽きます。
エレキギターやエレキベースの音を PC
に取り込む入り口であるオーディオインターフェイスを最高品質の製品にアップデートすることで得られる恩恵は計り知れません。
比較的価格が抑えられている
RME のオーディオインターフェイスは他にもたくさんありますが、その中でも
Fireface UCX II は比較的価格が抑えられています。
同社の
Fireface UFX II
では、 300,000 円近い価格が設定されており、Fireface UCX II
の価格がいかに抑えられているか分かります。
160,000 円前後という価格は決して安くありませんが、10
年前後第一線で戦える性能だと思えば、納得の価格だと思います。
ラックタイプで場所を取らずに常設が可能
RME 製品で最も小型な製品といえば、Babyface Pro FS になります。
しかし、Babyface Pro FS は、小型化の代償として 3 方向にケーブルを接続するような設計となっており、デスクなどに常設して使用する用途にはあまり向いていないのが実際のところです。
Fireface UCX II であれば奥行きも 155 mm と短く、ケーブルの接続も 2 方向に限定されています。
さらに、Fireface UCX II はラックマウント可能であるため、ラックケースに納めることで、すっきりと設置することができます。
最後に
今回は、RME Fireface UCX II について簡単にまとめてみました。
RME のオーディオインターフェイスは非常に性能が高く、Fireface UCX II についても購入後 10 年は第一線で使える実力があると思われます。
2021 年 8 月 16 日の発売が待ち遠しい限りです。
Fireface UCX の更新を待ち望んでいた方は、是非予約購入してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
RME
の革新的な技術により、最先端のスペックと安定性を両立するオーディオインターフェイス。最大
20 の録音チャンネルと 20 の再生チャンネル、SteadyClock
FS、高性能マイク入力、内蔵パラメトリック EQ、USB
録音機能、全ての機能を制御
可能なスタンドアローン・モード機能を搭載しています。
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