「突然 PC から破裂音が聞こえて動作を停止してしまったら…」考えただけで恐ろしいことです。
私はこのような経験をしたことがないのですが、ネット上を見てみると意外とそのような経験をされている方は多いようです。
今回は、そんな経験をした友人から PC を預かって電源交換を行ったので、家庭用 PC の電源交換について紹介していきます。
突然の破裂音の原因
突然 PC から破裂音が聞こえたら、だれしも恐怖を感じることと思います。
直ぐにコンセントを抜いて、発火等が無いか確認しましょう。
この破裂音ですが、PC 電源のコンデンサの破裂音である場合が多いです。
PC 電源とはコンセントのことではなく、下の写真のようなものになります。
PC 電源 |
この電源の中にあるコンデンサというものが破裂して PC 電源が故障し、電源喪失に陥ることで PC の動作が停止するというわけです。
破裂した PC 電源のコンデンサ |
このように目視で確認できる場合もありますが、目視で確認できない場合は PC 電源を振ってみてカラカラと音がしたら、PC 電源のコンデンサの破裂とみて間違いないでしょう (カラカラと音がするのはコンデンサの外装の金属が転がる音)。
家庭用 PC の電源交換
PC 電源が壊れた場合、基本的に PC の電源を交換すれば元通り使用することができます。
PC の電源交換作業は基本的に簡単ですが、作業をされる場合は自己責任で行ってください。
故障した PC 電源を取り外そう
PC 電源の取り外し方については PC によって異なるので割愛しますが、PC 部品の中で最も大きな部品なので、PC ケースを開けるとすぐにわかると思います。
左上の黒い箱が PC 電源 |
いくつかの配線を外して、ビスを外せば PC 電源を取り外せます。
この時、配線に自信がない場合はテープを貼ってその上にメモ書きしておくと良いでしょう。
写真で記録を残しておくことも効果的です。
PC 電源を確認しよう
PC 電源には規格が存在するので、特殊な PC でない限りは汎用の PC 電源と交換できます。
PC 電源の規格には ATX と SFX が存在しますが、下の写真のような家庭向け PC の場合、SFX 電源が搭載されている可能性が高いです。
家庭向けのスリムな PC は SFX 電源が搭載されている可能性が高い |
取り外した PC 電源の表示を確認して、PC 電源規格を確認します。
下の写真の場合は SFX の表示があるので SFX 規格の PC 電源です。
PC 電源の規格と容量を確認しよう |
また、併せて PC 電源容量も確認します。
元々の表示と同じか、大きい容量の PC 電源を購入すれば問題ありません。
上の写真の電源が搭載されていた場合には、SFX 規格で 300 W 以上の PC 電源に交換すれば良いというわけです。
新しい PC 電源の取り付け
PC 電源の取り付け方については PC によって異なるので割愛しますが、基本的に取り外した順番と逆の手順で進めれば問題ありません。
配線の繋ぎ忘れが無いように注意しましょう。
元の場所に全てのケーブルを接続します |
忘れがちなこちらのケーブルもしっかりと接続します |
これにて PC 電源の交換は完了です。
全てのケーブルを接続して PC 電源を ON にしてみて、PC の起動を確認しましょう。
最後に
今回は、家庭用 PC の電源交換について紹介させて頂きました。
PC 電源が壊れた場合、基本的に PC の電源を交換すれば元通り使用することができます。
PC の電源交換作業は基本的に簡単ですが、作業をされる場合は自己責任で行ってください。
もちろん PC 電源が寿命を迎えるということは、他の部品の寿命も近づいているということなので、データを救出した後は PC を買い替えるのもありだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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