自宅で楽器の演奏や DTM をしていると、モニターヘッドホンが欲しくなるものです。
私自身も以前からモニターヘッドホンを購入しようと考えていましたが、リスニング用ヘッドホンの
Panasonic RP-WF70-K で代用していました。
RP-WF70-K
自体はワイヤレスで使い勝手の良いヘッドホンだったのですが、やはりモニター用のヘッドホンが欲しくなり、この度
SONY MDR-7506 を購入しました。
今回は、SONY MDR-7506 について紹介していきます。
世界的定番のスタジオモニターヘッドホン
SONY MDR-7506 は、既に説明不要な世界的定番のスタジオモニターヘッドホンです。
MDR-7506 のハウジングシールが青いことから、通称「青帯」とも呼ばれています。
日本では通称「赤帯」の MDR-CD900ST
の方が有名ですが、どちらも甲乙つけがたい名機です。
発売以来世界中で大人気!
折りたたみ可能。動きの激しい方でもぴったりフィットする装着感は
GOOD!カールコード。900ST
よりの柔らかい音色でやや膨らみのある低音が特徴的。
今回私が MDR-7506
の方を選択した理由はフィーリング的な点が大きいですが、邪魔にならないカールコードと折りたたみ可能な機構を備えている点も大きな要素でした。
標準的な音質
MDR-7506 は必要最低限な包装で好感が持てる |
MDR-7506 は世界的定番スタジオモニターヘッドホンと言われるだけあって、標準的な音質が売りです。
「標準的な音質の定義とは?」という疑問もありますが、世界中のレコーディングエンジニアが使用しているという点で、標準的な音質なのだと思います。
また、比較的安価で消耗品的に使用できる点も、レコーディングスタジオで採用される所以なのだと考えられます。
邪魔にならないカールコード
MDR-7506 の大きな特徴にカールコードという点があります。
MDR-7506 の特徴のカールコード |
通常のケーブルの長さは 1.2 m ですが、カールコードなので引き伸ばすと 3 m もの長さになります。
ストレートケーブルでは床やデスク上に配線が這ってしまい邪魔になりがちですが、カールコードの場合基本的にデスク上や床を這う距離が短くなるので邪魔になりません。
また、先端のプラグはステレオミニプラグになっており、スマートフォンなどへの接続も容易です。
MDR-7506 の先端プラグはステレオミニ |
もちろん、変換プラグもセットになっているためオーディオインターフェイスなどへの接続も問題ありません。
折りたたみ可能
MDR-7506 のもう一つの特徴に、折りたたみ可能な機構を備えている点があります。
MDR-7506 は折りたたみ可能で持ち運びに便利 |
折りたたむことで簡単に持ち運ぶことができるので、出先での作業にも活躍します。
MDR-7506 にはキャリングポーチも付属している |
MDR-7506
にはキャリングポーチも付属しているので、持ち運び時もヘッドホン本体を傷つけずに持ち運ぶことができます。
使用感
MDR-7506 は意外とデザイン性にも優れている |
ここからは、実際に私が MDR-7506 を使用してみての感想を述べていきます。
多分に私的見解が入りますので、その点はご了承ください。
音質は可もなく不可もなく
音質に関してははっきり言って「可もなく不可もなく」といった印象を抱いています。
悪い点は何もありませんが、いい点も特に思いつきません。
はじめて MDR-7506
から音を聞いた瞬間に、「何の感動も覚えなかった」のを今でも覚えています。
リスニング用として使うにはパンチが足りませんが、それ故に世界的定番のスタジオモニターヘッドホンの地位を築き上げることができたのかもしれません。
適度な側圧
MDR-7506 の側圧 (頭を押さえつける力)
は適切に設定されており、長時間身に着けていても痛みを感じません。
側圧は意外と大事な点で、普段リスニング用に使用している Technics RP-DH1200
は側圧が強すぎて 1 時間ほど身に着けていると痛みを感じるほどです。
DTM や楽器演奏など長時間の使用を目的とするのであれば、側圧という観点からも
MDR-7506 は良い選択だと思います。
カールコードは向き不向きも
基本的にカールコードは気に入っている点ですが、誤算がありました。
DTM
などをしている分にはデスクや床を這う距離が短くなるので邪魔にならないのですが、楽器を弾くときは体から思うように離れてくれないので結構邪魔になります。
楽器の練習のために MDR-7506
を購入しようと思っている方は、その点は注意した方がいいかもしれません。
この問題に対して私は延長ケーブルを使用することで、MDR-7506
の配線が自分の右側から出てくるようにデスク周りの配線を改善して対応しました。
ギターやベースの場合、ネックの逆側から配線することができればケーブルを邪魔に感じることは少ないでしょう。
最後に
今回は、世界的定番のスタジオモニターヘッドホン MDR-7506 について紹介させて頂きました。
音質はまさに「標準」という言葉がふさわしいくらい普通なヘッドホンですが、それ故に世界的定番の地位を築けたのだと思います。
日本では MDR-CD900ST の方が有名ですが、MDR-7506 はカールコードや折りたたみ機構などの優れた点を多く有しています。
モニター用のヘッドホンをお探しの方は、ぜひ一度 MDR-7506 を検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
発売以来世界中で大人気!
折りたたみ可能。動きの激しい方でもぴったりフィットする装着感は
GOOD!カールコード。900ST
よりの柔らかい音色でやや膨らみのある低音が特徴的。
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