私は PENTAX の K-r
を使用しているのですが、カメラを持っているとどうしても色々なレンズを試してみたくなるものです。
そこで、中望遠のレンズが欲しかったこともあり、約 37
年前のオールドレンズである、SMC PENTAX A ZOOM 35-105 mm F3.5
を購入してみました。
今回は、SMC PENTAX A ZOOM 35-105 mm F3.5 について紹介していきます。
SMC PENTAX A ZOOM 35-105 mm F3.5
今回 PENTAX A ZOOM 35-105 を購入するにあたり、メルカリを利用しました。
このレンズはオールドレンズなので、細心の注意を払い選定しました。
その甲斐もあって、箱や説明など当時の付属品も完璧で光学も良好な一本を運良く手にすることができました。
運よく全ての付属品がセットになった PENTAX A ZOOM 35-105 を入手できた |
PENTAX A ZOOM 35-105 の中古市場での価格は 5,000 円以下で安定しており、比較的入手しやすい点も素晴らしいと思います。
PENTAX A シリーズ
通称 A レンズといわれるシリーズで、絞り環に追加された「A」ポジションに設定するとレンズの絞り値をボディ側から制御できます。
「A」ポジションでは絞りをボディからコントロール可能 |
そのため、PENTAX ではこの
A シリーズからシャッタースピード優先自動露出 (Tv オート露出)
やプログラム露出が可能になっています。
37 年前のレンズにはなりますが、もちろん現在市販されている K
マウントのデジタルカメラからもレンズの絞り値をボディ側から制御することが可能です。
A
シリーズはオートフォーカスにこそ対応していませんが、現代でも十分に活躍するレンズということができます。
使い勝手のよい中望遠 35-105 mm
35-105 mm
という焦点距離は、非常に使い勝手のいいレンズということができます。
比較的近くの被写体から、ある程度遠くにいてもズームで追うことができるため、汎用性が非常に高いです。
先日結婚式披露宴の会場で使用してみましたが、室内で移動する新郎新婦を追いかけるのに非常に重宝しました。
F3.5 の通しレンズ
このレンズの使い勝手のいい点の一つに、F3.5 の通しレンズということが挙げられます。
通しレンズはやっぱり扱いやすい |
F3.5 と比較的明るい点も評価でき、ズームしても絞りが可変しないレンズはやはり使い勝手がいいです。
もちろん絞り解放で撮影することは稀ですが、レンズが明るいに越したことはありません。
実際に撮影してみて
実際のところ私は写真撮影に関して全くの素人なので、単純にレンズが一本増えたことが嬉しいというだけで、レンズの良し悪しは分かりません。
そんななかで、単純に感じたことを述べていきたいと思います。
オートフォーカス非対応はやっぱり辛い
A
シリーズのレンズなので元々覚悟はしていましたが、やはりオートフォーカス機能対応でない点はなかなか辛いです。
オートフォーカス機能対応のレンズを使用しているうちはあまり意識しませんが、肉眼でフォーカスを完璧に合わせるには訓練が必要です。
逆に言えば普段から自分でフォーカスを合せなければならないので、いい訓練になります。
しかし、被写体が動くような場合はどうしてもボケ気味の写真が多くなってしまいますので、動体撮影などには不利であると言わざるを得ません。
絞りをボディからコントロールできる点は偉大
A
シリーズのレンズなので、このレンズはボディ側から絞りのコントロールが可能です。
そのため、Tv
オート露出やプログラム露出が可能であり、フルマニュアルで撮影する必要がありません。
そのため、Tv
オート露出やプログラム露出にさえしてしまえば、比較的ピントリングの調整に集中することができます。
映りはやっぱりオールドレンズ
そんなに色々なレンズを使用したことがない私にもわかるくらい、写りはオールドレンズ特有のものだと感じました。
|
PENTAX A ZOOM 35-105 mm にて撮影 |
なんというか、最近のレンズと比較して写りが柔らかい印象を受けます。
パキっとは写りませんが、これはこれで味があるのでオールドレンズを一本持っていると色々な発見があるかもしれません。
最後に
今回は SMC PENTAX A ZOOM 35-105 mm F3.5 について紹介させて頂きました。
オールドレンズではありますが、A
シリーズなので絞りをボディ側からコントロールすることができるため、非常に使い勝手が良いレンズということができます。
また、35-105 mm という焦点距離も汎用性が高く、おススメのレンズです。
オールドレンズは光学の汚れに注意して購入する必要はありますが、比較的安価に入手できるので、興味がある方は挑戦してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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