エレキベースを弾いていると、プリアンプやコンプレッサーに力を入れて機材をそろえがちですが、空間系も持っているとここぞというときに力を発揮します。
今回は、空間系のエフェクトとして導入した、TC ELECTRONIC M100
について紹介していきます。
TC ELECTRONIC M100
TC ELECTRONIC M100 は、空間系を得意とする TC ELECTRONIC
からリリースされた小型のマルチエフェクトプロセッサーです。
上位機種と比較すると操作系はシンプルにまとめられていますが、そのぶん簡単に音作りを行うことができます。
高品位なエフェクトを装備していながら、価格は 14,000
円前後とお求めやすく設定されており、空間系エフェクト入門にも適しています。
伝説的な TC
リバーブとエフェクトを備えたステレオマルチエフェクトプロセッサー。
私自身 HX Stomp
を導入するまではエレキベース用にラックマウントして使用しており、活躍の頻度は少ないながらも非常に重宝していました。
空間系マルチエフェクトプロセッサー
TC ELECTRONIC M100
は、リバーブ、ディレイ、コーラス、フランジャー、フェイザー、ロータリースピーカー、ピッチシフターなどの空間系を中心とした 16
種類のエフェクトを使用可能なマルチエフェクトプロセッサーです。
M100 はツマミ一つで 16 種類のエフェクトを選択可能 |
空間系に定評のある TC ELECTRONIC 製なので、音質は非常に良好です。
使用方法は人それぞれだと思いますが、私はエレキベース用に使用しており、曲に合わせてうっすらとかけておくような使い方をしていました。
HX Stomp
を導入してからはスタジオやライブハウスでの使用頻度は減りましたが、DTM 時の空間系エフェクトとして現在は活躍しています。
軽量コンパクト
TC ELECTRONIC M100
はラックマウントや据え置き使用を想定されていると思われますが、46 x 191 x 99 mm の寸法に 0.6 kg
という軽量さから、可搬性にも優れています。
上から見ると M100 のコンパクトさがわかる |
私がラックマウントして使用していた時も、横幅が 191 mm と短いため
1U に他の機材と合わせて 3 台並べてマウントすることができました。
ラック最上段にマウントされた M100 |
また、奥行き方向も 99 mm と短いので、卓上にオーディオインターフェイスと並べて置くことも可能です。
M100 はオーディオインターフェイスと並べても違和感がない |
フットスイッチでコントロール可能
TC ELECTRONIC M100 はフットスイッチでの ON / OFF コントロールが可能です。
M100 はステレオ入出力とフットスイッチ入力を備える |
パッチ機能は備えていないので単一設定のみですが、ラックマウントしてスタジオやライブハウスで使用することもできます。
また、卓上に設置している場合でも足元にフットスイッチさえ出しておけば、簡単に ON/OFF
コントロールが可能です。
一点注意したいところは、対応しているフットスイッチがアンラッチ (モーメンタリー) タイプであるという点です。
アンラッチタイプのスイッチを一度踏むたびに、ON / OFF が切り替わります。
国内メーカの場合、このような操作はラッチタイプのフットスイッチで行うのが一般的ですが、TC
ELECTRONIC や LINE 6
のような海外メーカの場合はアンラッチタイプのフットスイッチでの切り替えが一般的のようです。
フットスイッチは、コンパクトなうえに電源不要で使用でき、ラッチ /
アンラッチを切り替えることができる BOSS FS-7 がおススメです。
2
つのスイッチを前後に配置した多機能フットスイッチ。エフェクトボード内でスペースを取ることもなく、組み込みやすい縦型ボディ。スイッチはラッチとアンラッチの切り替えも可能でさまざまな機器に対応します。
最後に
今回は、空間系のエフェクトとして導入した、TC ELECTRONIC M100
について紹介させて頂きました。
HX Stomp 導入後はスタジオやライブハウスで使用することはなくなりましたが、優秀な空間系マルチエフェクトプロセッサーなので、DTM
用途では未だに活躍しています。
空間系のマルチエフェクトプロセッサーをお探しの方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
伝説的な TC
リバーブとエフェクトを備えたステレオマルチエフェクトプロセッサー。
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