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自宅練習用のシールドにサイレントプラグを導入 NEUTRIK NP2RX-AU-SILENT


ギターやベースを持ち替えるとき、基本的にアンプやオーディオインターフェイスのボリュームをゼロにする必要があります

この動作は意外と面倒なので、自宅で練習する時はいつもシールドが繋がっている楽器を弾きがちになります

そこで、自宅練習用のシールドにサイレントプラグを導入することで、アンプやオーディオインターフェイスのボリュームをゼロにする動作を不要にしました

アンプやオーディオインターフェイスのボリュームをゼロにする動作が不要になったことで、楽器を持ち替えることに対して抵抗が少なくなり、手持ちの楽器を持ち替えて練習するようになりました

今回は、自宅練習用のシールドに導入したサイレントプラグ NEUTRIK NP2RX-AU-SILENT について紹介していきます。

NEUTRIK NP2RX-AU-SILENT

NP2RX-AU-SILENT は、コネクタ製造大手の NEUTRIK が製造販売するサイレントプラグです

赤色の外装が特徴的で、他にたくさんのシールドを持っていたとしても、サイレントプラグを使用中だということが一目で分かります

価格に関しては 1,300 円前後と通常のフォンプラグと比べると割高ですが、サイレントプラグとしては他社と遜色ない価格設定です

NEUTRIK (ノイトリック) / NP2RX-AU-SILENT
Silent PLUG はアンプからプラグを抜いた際、内部のスイッチングシステムにより自動的にショートさせる機能があるためノイズが発生しません。演奏中のトラブルによるプラグ抜けにも対応します。

自宅でアンプやオーディオインターフェイスのボリュームをゼロにする動作が不要になることを考えると、費用対効果としては悪くないと思います。

もちろんサイレントプラグだからといって、他人の環境 (スタジオやライブハウス含む) でボリュームをゼロにせずにシールドの抜き差しをすることは、責任の問題から控えておきましょう

NP2RX-AU-SILENT の構造

サイレントプラグは、楽器に接続されるまでスリーブなどを使用してショート状態を作り出すことで、その動作を実現しています。

NP2RX-AU-SILENT も同様の原理でサイレントプラグを実現しており、フォンプラグの外周にスリーブ構造が備わっています

サイレントプラグの動作
サイレントプラグの動作

内部構造は通常のシールドと異なりますが、我々ユーザが触れる部分に関しては通常のプラグとなんら変わりはありません

NP2RX-AU-SILENT の構成部品
NP2RX-AU-SILENT の構成部品

通常のシールドを自作できる方であれば、問題なくサイレントプラグを使用したシールドを自作できます
 

NP2RX-AU-SILENT の取り付け

私は自宅練習用のシールドに NP2RX-AU-SILENT を取り付けています

自宅練習用のシールドは、以前紹介した VOX VCC-90 です。
VCC-90 はカールコードなので絡まることがないので、練習用の常時接続しておくようなシールドとしておススメです

VCC-90 に NP2RX-AU-SILENT を取り付けるにあたり、VCC-90 の L 字プラグ側を切断して、配線を露出させておきます

そして、NP2RX-AU-SILENT のはんだ付けを行う前に、アウターケースと配線をロックする部材をシールドに通しておきます

アウターケースと配線をロックする部材はあらかじめシールドに通しておく
アウターケースと配線をロックする部材はあらかじめシールドに通しておく 

この時、VCC-90 のように太めのシールドの場合は、配線をロックする部材を適宜切断しておくと最終的な組付けが楽になります

配線の太さに合わせて配線をロックする部材を適宜切断しておく
配線の太さに合わせて配線をロックする部材を適宜切断しておく

下準備がすべて終わったら、通常のフォンプラグと同様に NP2RX-AU-SILENT のはんだ付けを行います

はんだ付けは通常のフォンプラグと同じ
はんだ付けは通常のフォンプラグと同じ

はんだ付けが終わったら、赤いカバーを上からスライドさせて蓋をします
ちなみにこの赤いカバーは金属製で、非常に質感が高いです。

赤いカバーを上からスライドさせて蓋をする
赤いカバーを上からスライドさせて蓋をする

最後にアウターケースをねじ込んで完成です。

アウターケースをねじ込んで完成
アウターケースをねじ込んで完成

NEUTRIK のコネクタは、配線をロックする部分を最後にねじ込んで補強するので配線が抜けにくく、非常に信頼性が高いことが特徴です
 

他社のサイレントプラグ

NEUTRIK だけでなく、他社からもサイレントプラグが販売されています

私が知る限り、G&H と SWITCHCRAFT からも販売されているので、好みに合わせて選択できます

ライブで使用しているサイレントプラグ

私は自宅練習用のシールドに NEUTRIK NP2RX-AU-SILENT を採用していますが、ライブ用のシールド (ワイヤレストランスミッター接続用) には外観上の理由から G&H のものを使用しています

G&H RFQPGGG
G&H RFQPGGG
サウンドハウスで購入

G&H BFQPGGG
G&H BFQPGGG
サウンドハウスで購入

機構的には NEUTRIK の方が信頼性はあるのですが、楽器側のハードウェアをゴールドパーツに統一しているのでフォンプラグもゴールドにしたいという思いから、G&H のサイレントプラグを採用しています

楽器への馴染みを考えると、どうしても G&H のサイレントプラグに軍配が挙がります

最後に

今回は、自宅練習用のシールドに導入したサイレントプラグ NEUTRIK NP2RX-AU-SILENT について紹介させて頂きました

楽器の持ち替えのたびにアンプやオーディオインターフェイスのボリュームをゼロにする動作は意外と面倒なので、そういった動作を不要にしてくれるサイレントプラグは非常におススメです

自宅練習用のシールドでいえば、VOX VCC-90 と NEUTRIK NP2RX-AU-SILENTの組み合わせは最強といえるので、気になる方は是非試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

NEUTRIK (ノイトリック) / NP2RX-AU-SILENT
Silent PLUG はアンプからプラグを抜いた際、内部のスイッチングシステムにより自動的にショートさせる機能があるためノイズが発生しません。演奏中のトラブルによるプラグ抜けにも対応します。

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