楽器のエフェクトシステムを構築する場合、一般的にはエフェクターボードが主流となっていますが、私はラックケースを使用しています。
ラックシステムを構築することで、スタジオやライブハウスなどで素早く準備を完了することができ、演奏スペースの確保もできます。
今回は、私がメインで使用しているラックシステムを収納しているラックケースである、CLASSIC
PRO CPA04S を紹介していきます。
CPA04S を使用して構成したラックシステムについても記事を書いておりますので、そちらもご覧いただけると幸いです。
CLASSIC PRO CPA04S
ラックエフェクターを収納するのに必要不可欠なラックケースですが、意外とショートタイプのラックケースは少ないものです。
CPA04S
は、珍しいショートタイプのラックケースで、可搬性に優れた素晴らしいラックケースです。
また、11,000 円前後という安価な価格設定もとても魅力的です。
貴重なショートタイプのラックケース
CPA04S の奥行きは 20 cm |
最近のラックエフェクターは、技術の進歩もあってか奥行きが 20 cm
以下の短いタイプのものが増えてきています。
そのため、通常サイズの奥行き 46 cm や 36 cm のラックケースを購入してしまうと、無駄な空間を持て余してしまいます。
また、私のようにコンパクトエフェクターを主軸にラックケースを構築する場合も、奥行きの短いラックケースは強い味方となってくれます。
良い点
軽い
CPA04S は樹脂製のケースであるため、重量は蓋を含めて 4.6 kg と非常に軽量です。
ショートタイプの 4U ラックケースで競合すると思われる KC
HRC-160 は、5.4 kg であり、CPA04S の方が 1 kg 程軽量です。
軽さは持ち運びやすさに直結するので、非常に重要な部分です。
ちなみに私のラックシステムの構成では 12 kg 程度なので、片手での持ち運びも許容範囲内です。
搭載するエフェクターにもよりますが、4U ショートサイズであればパワーアンプでも入れない限りは、片手で持って移動することができます。
ラックケースの両側に持ち手がある
両側の持ち手は非常に便利 |
地味にうれしい部分ですが、CPA04S はケースの両側に持ち手があります。
4U であれば実際片手で持ち上げることもあまり苦になりませんが、
両側に持ち手があると持ち運びや車への搬入の際に非常に便利です。
前後両方にラックレールがある
CPA04S
は、ショートタイプのラックケースでは珍しく、前後両方にラックレールが搭載されています。
フロントのラックレールは当然機材の固定に使用しますが、リアのラックレールがあると電源タップの固定や配線隠しのブランクパネルの搭載ができ、非常に便利です。
小物入れがある
蓋裏の小物入れは非常に便利 |
CPA04S の両側の蓋には、ネット状の小物入れが付いていています。
個の小物入れは非常に便利で、シールドや MIDI
コントローラなどの備品を収納することができます。
悪い点
ラックケースの足が短い
ラックケースの足は短め |
CPA04S の悪い点を挙げるとすると、ラックケースの足が若干短いので、JC-120
などの上面に取っ手があるタイプのアンプの上に置くときに、バランスが悪くなります。
ゴム足に関しては、ホームセンターなどでも代用品の入手が可能なので、そのうち交換したいと思っています。
仕上げは値段相応
CPA04S の仕上げは値段相応ですが、必要十分な品質は保たれています。
11,000 円前後という価格設定を思えば満足のいく仕上がりです。
他社の安価なラックケースでは、手を切ってしまうようなバリが多数ありましたが、CPA04S
ではそのようなことはありません。
最後に
CPA04S を使用したラックシステム |
今回は、私がメインで使用しているラックシステムを収納しているラックケースである、CLASSIC PRO CPA04S を紹介させて頂きました。
これまで半年くらい使用してきましたが、壊れるようなことも無く、非常に満足しています。
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