機材整理の際に既に手放してしまいましたが、奥行き 19 mm (蓋含まず) という奥行きの短いサイズのラックケースは意外と珍しく非常に使い勝手の良いラックケースでした。
1U の KC ラックケース HRC-100 についても記事を書いておりますので、気になる方はそちらも読んでいただけると幸いです。
安価なハーフサイズラックケース
HRC-160 は奥行きが短く、安価な価格設定が特徴のラックケースです。若干仕上げが甘いことが難点ですが、初めてラックケースを導入する方には非常におススメです。
短い奥行きのハーフサイズ
HRC-160 の内寸は、内寸: 490(W) × 190(D) × 185(H) となっています。中でも目を引くのは、190 mm という短い奥行きです。
※フタの内寸は 70mm
最近のラックマウント機器は、技術の進歩で昔と比べて奥行きが短いものが多く発売されています。
そのため、非常に現代のニーズにマッチした奥行きと言えます。
HCR-160 の奥行きは 190 mm と非常に短く使い勝手がいい |
ラックケースも 4U ともなると、本格的なシステムを構成することが可能です。
最近のラック機材は奥行き方向が非常に短いものが多く販売されているので、HCR-160 ならコンパクトにラックシステムを構成して持ち歩くことができます。
下段が HRC-160、一通り必要な機材をマウント可能 |
使用していた当時は、ラックチューナとプリアンプ、コンプレッサー、電源モジュールを格納していました。
ちなみに、一時期は下記の写真のようにペダルタイプのエフェクターをメインにラックシステムを組んでいたこともあります。
工夫次第でペダルタイプのエフェクターを組み込むことも可能です |
アンプの上にラックケースを載せた状態でライブなどに出れるため、エフェクターをかけっぱなしのベーシストにはおススメの構成です。
お求めやすい価格設定
ラックケースと言えばただのケースの割に値段が張るイメージですが、HRC-160 は 13,000 円程度と安価な価格設定になっています。安価ですが、強化ブラックレザー、アルミサッシ、ミニセッション金具使用と他のラックケースメーカの製品と遜色ない仕様になっています。
ただし、価格が安いだけ金具や内装の仕上げはお世辞にもいいとは言えません。
HRC-160 をラックシステム入門用として購入して、今後もラックシステムを使い続けていく決心が付いたら、ARMOR などの高級ケースに移行するのがいいと思います。
HRC-160 は、ARMOR などの高級ケースに比べると品質的に劣る部分もありますが、
低価格であるというメリットがあります。
また、作りが簡素であるためケース重量が若干抑えられている点も見逃せません。
ちなみに HRC-160 の重量は、空の状態で 5.4 Kg 程度 (蓋込み) です。
最後に
今回は、KC ラックケース HRC-160 (4U/ハーフサイズ) について紹介してきました。なかなかこの時代にラックシステムに機材を移行する方は少ないかと思いますが、ライブではエフェクターボードを足元に置かなくてよくなるので、自分の足元を広くとれるなどのメリットがあります。
また自宅では機材を綺麗に収納でき、デスクまわりに設置しても違和感がありません。
HRC-160 は非常に安価で、非常に現代のニーズにマッチした短い奥行きを持っています。品質的には ARMOR などの高級ケースに劣りますが、ラックケース入門用として奥行きの短いラックケースをお探しの方はぜひ購入をご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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