残業中に外を見ているとなんだか虚しくなりますよね…
それが当たり前だと思っていた時期もありましたが、自分の受け持ちの仕事が落ち着いたこともあり、1 ヶ月だけ残業 0 時間を心に誓って過ごしてみました。
今回は、1 ヶ月残業を辞めて私自身がに起こった変化を書いていきたいと思います。
私が最終的に残業を辞めて気づいたことは、“時間は大切” ということです。
1 ヶ月残業を辞めての変化
当たり前のことですが、残業代が無くなったことでお給料は減りました。それでも、私としてはその代りにかけがえのない “時間” を手に入れることができ、結構満足していたりします。
手取りが 35 万円から 18 万円に
当たり前ですが手取りが激減しました。「うちの会社は給料がいいから…」よく同僚とそんな話をしていました。
ただ、それには “残業をすれば” という条件が付いていたのです。
このご時世残業代が満額出る会社は珍しいのかもしれませんが、私の会社は満額出るホワイトな会社です。
ほぼ毎日 22 時まで働いていれば、手取りは 35 万円くらいになるので、なんだか自分たちは “うちの会社は給料がいい” という感覚になっていたのです。
しかし、残業時間を 0 にしてみたら、手取りは 18 万円になり生活はカツカツになってしまいました。
実際のところ時間を代償に残業代を貰っていただけで、“平均より少し給料がいい会社” 程度だったのです。
結果として手取りは確かに減りましたが、逆に “浪費は物凄く抑えられるようになりました”。
これまでは、残業のストレスからくるものだと思いますが、呼吸をするようにネット通販で高価な物を買ってみたり、飲み屋を相当はしごしてみたり結構すさんだ生活になっていたように思います。
“今月 (来月) はお金が無いんだという” 認識があるので、自然と浪費を抑えることができるようになりました。
浪費の先には物に満たされた生活が待っていますが、実際は使わないものの方が多く、部屋が狭くなるだけなのです。
浪費癖が改善されて本当に良かったと思います。
仕事の効率は 1.5 倍増しくらいに
残業を減らしたら思いのほか仕事の効率が上がりました
残業を減らしたら仕事の効率が物凄く上がりました。
なぜ仕事の効率が物凄く上がったのかというと、“仕事中全く眠くない“ からです。
残業をほぼ毎日していたころは、夜遅くまで仕事をしてからご飯を食べて、お風呂に入って…そして趣味の楽器に少しだけ触れて…それだけであっという間に深夜を超えてしまいます。
出勤時間は変わらないので疲労がどんどん蓄積していき、仕事中に眠くなり、集中力もすぐに切れてしまうようになっていました。
しかし残業時間を抑えると、毎日の疲労を抑えられるので仕事に集中できるようになり、効率が上がります。
また、仕事の終わりである “定時” に帰るにはどうすればよいかということをしっかり考えられるようになり、時間管理をシビアにできるようになります。
人によっては、「仕事の効率を上げてもお給料は変わらないから無駄じゃん」という意見もあるかもしれませんが、残業をしないことで “時間” を手に入れることができるので、私はそちらの方が嬉しいです。
また、無駄に残業をする人に限って休憩時間が長かったり、スマートフォンを見ていたり “社内ニート” の気があったりするので、私はそうはなりたくないので極力無駄な残業はしないようにしています。
自分の時間が増えた
今まで “時間” を代償にお金を得ていたので、残業時間が減ることによって“時間” を手に入れることができるようになります。私の定時は 17:00 なので、私が就寝する 25:00 まで 8 時間もあるのです。
正直、持て余すくらいの時間を手にして、少しずつ自分の生活が変化していきました。
時間が増えると起きる変化
今までご残業してからご飯を食べてお風呂に入って…自分の時間なんてほとんどない生活を送ってきました。いきなり自分の時間を手に入れると戸惑うことも多いですが、結構いい変化も多かったりします。
集中力が上がり趣味すら効率化
自由な時間が増えるので、趣味に時間を使えるようになります。帰ってすぐにランニングをして、お風呂に入ってご飯を食べて、その後は独身ということもありすべて自由!!
私の場合は大体余った時間で趣味のエレキベースを弾くのですが、疲労が蓄積していないので物凄く練習に集中できるのです。
いままでは基礎練習も続かなければ曲も全く覚えられない…どんな注意力散漫な状態でエレキベースを弾いていたのか…正直怖くなりました。
集中してると一曲覚えるまでの時間が段違い
オリジナルのフレーズもすぐに出てきます。
趣味も仕事と同じで集中して取り組めた方が実りあるものになると思うので、“時間” があるというのは素晴らしいことです。
人と関わろうとするようになる
手取りが減っているので交際費は削らなければいけませんが、自分の時間に余裕ができるので、人とかかわりを持とうとするようになります。久しぶりに知り合いに連絡を取ってみたり、出会いのために街コンや婚活にいったり…
仕事ばかりしていると土日はゆっくりしていたくなるのが性だと思いますが、やっぱり外に出て積極的に人とかかわった方が面白みがあると思います。
暇すぎて勉強しようとする
残業を辞めてから最初の方は、趣味のエレキベースなどに時間をかけていたのですが、集中力が上がったことで趣味に対しても短い時間で十分な成果が出るようになっていました。そのため、さらに余った時間でビジネス書を読んだり、英語の勉強を少しずつ始めるようになりました。
英語は私の会社では昇進に必須の条件になっているので、余暇を利用して少しでも英語力を向上させたいと思っています。
というか、私の会社の場合は英語ができないと昇進できないので、英語が苦手な人は残業せずに帰って個人のスキルを上げたほうが昇進の可能性が上がります。
英語に限らず、興味のあるスキルを伸ばすことに時間を使うことができるので、有意義な生活になると思います。
身に着けたスキルは転職でも必ず役に立ちますし。
「今の会社では毎月 80 時間残業してます!! 御社でもバリバリ働きます」なんて人は、私が人事なら採用しません。
残業に対しては割増で賃金を支払う必要があるので、残業するソルジャーよりも効率よく仕事をこなしてくれる人の方がとっても価値があります。
サービス残業が取り締まられる昨今では、
ソルジャーよりも効率の良い社員が求められます。
最後に
1 ヶ月残業を辞めてみて、私自身の時間が増えたことで色々な変化が起こりました。確かに手取りは減ったけど、疲労がたまらなくなったことで仕事に対しても趣味に対しても集中して取り組むことができるようになり、さらに時間を生み出せるようになりました。
浪費癖も抑えることができるようになり、これまで買いためた高価な音楽機材にもやっと触れる時間を作ることができました。
触れる時間がないのなら、高価な物もただのガラクタです。
これらの心境の変化は、“時間” を手に入れることで起こったことであり、本当に “時間は大切” と気づくことができました。
これからまた仕事が忙しくなる予定ですが、無駄な残業をしないようにしっかりと時間管理をして取り組んでいきたいと思います。
くれぐれも、定時が 22:00 なんて感覚では仕事をしないようにしていきます。
もしも毎日の残業で悩まれている方がいれば、残業 0 時間とは言いませんが、「今日は何時に帰るぞ!!」などと時間を区切って仕事を進めていくと効果があるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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