今更説明は不要ですが、格安 sim とは “大手キャリアの回線を借りることで、大手キャリア以外の通信事業者が安価に提供する sim カード” のことです。
私が格安 sim を使い始めたのは一般に浸透するさらに前で、大体 6 年位前から IIJmio の格安 sim のお世話になっています。
今回は、そんな長らく格安 sim のお世話になっている私が、格安 sim の実際の運用状況と格安 sim の注意点について書いていきたいと思います。
格安 sim は各社同じようなサービス内容を展開していますので、IIJmio 以外の通信事業者を候補に入れている方の参考にもなると思います。
実際の運用状況
格安 sim を実際に使用しての利用状況について書いていきたいと思います。私の場合は、現在 IIJmio のライトスタートプランを利用しており、通信容量は毎月 6 GB 付与されています。
月額料金は ?
格安 sim を選択しようとしている方にとって一番気になる月額料金についてですが、最近ではおおよそ月額 2,500 円くらいで安定しています。
月額料金の推移、2,500 円前後で安定しています。
上の画像は実際の月額料金の推移ですが、2、3 月以外は安定した請求金額になっているのがわかると思います。
2、3 月の請求金額の増加については、後程述べていきたいと思います。
大手キャリア時代の請求金額をよく覚えていないのですが、大体 5,000 円前後だったと思うので、大手キャリアの半分くらいの月額料金でスマートフォンを維持できることになります。
また下の表はある月の請求金額の内訳ですが、“基本料金 + 音声通話付帯料金+音声通話料金” が主な請求内容になります。
私の場合は音声通話をしないのでいいですが、多い方にはネックになります。
格安 sim 各社の場合、音声通話料金は安いとは言えないので、通話が多い方は注意が必要です。
もちろん、LINE などでの通話はデータ通信容量としてカウントされますので、そちらを多用することで上手く音声通話料金を抑えることができます。
ベストな通信容量は ?
はじめに述べてしまいますが、私が思う現代のベストな通信容量は 6GB だと思います。自宅では wifi でスマートフォンを使用するような環境であれば、まず月に 6GB オーバーということは無いと思います。
しかし、もう一つ下の 3GB のプランでは出張などで外出が多い際には通信容量オーバーになってしまう可能性があります。
また、最近では各コンテンツの情報容量が増加したことで、普通にスマートフォンを使用していても 3 GB では少し頼りない状況です。
通信できないエリアはあるの ?
大手キャリアの通信回線を間借りしているので、その点は全く心配ありません。これまで通信できていた環境では、間違いなく通信可能です。
格安 sim の注意点
料金が安くていいところばかりと思われる格安 sim ですが、もちろん注意しておくべき点もあります。
端末は基本各自で入手する必要がある
大手キャリアと異なり、スマートフォンなどの端末は各自で準備する必要があります。
もちろん、大手キャリアが用意していた端末代金の月割りプランなど存在しません。
Apple などではローンを組むことも可能ですが、基本は現金一括ニコニコ払いで端末を購入する必要があるので、まとまったお金を用意する必要があるのが辛いところです。
しかし、大手キャリアの月割りプランでは、端末代金を支払っている実感が薄れてしまうので、毎年のように端末を変更する人も出てきます。
そういう意味では、端末代金の重さを実感できる分、機種の買い替えの頻度が減って意外と節約できるかもしれません。
契約した通信容量を超えると速度制限が...
大手キャリアでも同様ですが、契約した通信容量を超えると速度制限を受けます。追加で通信容量を購入することもできますが、その料金が格安 sim の場合は非常に高額であることが多いです。
はじめの方で示した料金の推移で、私の請求金額が 2、3 月だけ高額だったのはそのためです。
当時は 3 GB のプランを契約していたのですが、通信容量オーバーとなってしまい、6 GB のプランよりも高額な料金を請求されてしまいました。
2018 年までは 3 GB のプランで問題なかったのですが、2019 年になってから各コンテンツの情報量が増加したようで、全く同じ使い方をしていても 3 GB で収まらなくなってしまいました。
そういう観点からも、現在は 6 GB のプランを強くおススメします。
LINE の ID 検索ができない
私のように街コンや婚活に行く人間には死活問題なのですが、LINE の ID 検索をスマートフォンから使用できません。
※ LINE モバイルは ID 検索をスマートフォンからも利用可能
ID 検索はできなくても、一応フルフルや QR コードは使用可能なので、対面で交換する場合はそちらで代用可能です。
ちなみに、“格安 sim でも PC 版からなら ID 検索できるよ” とお思いの方もいると思いますが、少なくとも 2019 年 9 月現在 Windows 10 環境では不可能になっています。
一応裏技として Windows 7 環境 (古いバージョンの PC 版 LINE) では ID 検索可能でした。
※ 先日連絡先を頂いた女性に LINE を送るために執念で発見しました。
Windows 7 はすでにサポート外の OS ですので、ご利用は自己責任でお願いします。
最後に
今回は、格安 sim の実際の運用状況と格安 sim の注意点について書いていみましたが、いかがだったでしょうか。実際、月々の通信料金を抑えることができるので、格安 sim は節約に有効な手段となると思います。
月々 2,500 円でも年間 30,000 円の節約になり、とても馬鹿にはできない金額です。
しかし、端末の入手や連絡先の交換などで若干の不都合もありますので、そのあたりはよく理解したうえで導入されることをおススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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