ノートにメモを取ろう
私が大学の研究室に入った時からの習慣に、ノートにメモを取るというものがあります。何気なく 10 年近く続けてきた習慣ですが、何かの役に立ったのかと言われると、私にとっては当たり前の行為過ぎて非常に答えにくいのが正直なところです。
しかしながら、恐らくその瞬間瞬間では大いに役立っていたと思うところもあるため、記事として書いてみたいと思います。
ノートにメモを取り始めたきっかけ
大学の研究室に入った時からノートにメモを取り始めたのですが、きっかけは教授から「研究者たるもの日々の研究記録を付けるのは当然のことだ」というようなことを言われたのがきっかけです。恐らく、理系学生なら同様のことを言われて指導を受けていることと思います。
理系学生がノートにメモをとることを薦められる意味
研究ノートの本来の役割はメモを取ることもそうなのですが、理系の人間としては特許の出願争いを有利に進められる場合があるため、先に発明したと証明することができる手段としての役割があります。しかしながら、現実としては日本を含む多くの国が先願主義を採用しているため、ノートに日付を書いて研究記録を残していても有利に働く場合は少なかったりします。
多くの教授の年代では米国が先発明主義だったので、その名残での指導だと思います。
ノートにメモを取ることの意味
それでは理系でもないのにノートにメモを取ることの意味って…と思われるかもしれませんが、理系以外でもいいことはあると思います。
それは、情報の整理ができるということだと私は思っています。
意外と頭で考えているだけでは、情報の整理は難しいものです。
それに、人はすぐに物事を忘れます。
ブログのネタでも今日の夕飯でも何でも書きなぐっておけば、ふとした瞬間に何かの役に立っているはずです。
おススメのノート、メモの取り方
好みのノートやメモの取り方は人それぞれだとは思いますが、私のおススメのノートのとメモの取り方についても紹介したいと思います。
おススメのノート
ノートは人それぞれ好みのものを使うのがいいと思いますが、私はかれこれ 10 年くらい大学の研究室で推奨されてきたノートを愛用しています。
写真は社会人になってから今まで書き溜めた 6 冊分です。
恥ずかしながら、毎日持ち歩いているので手垢まみれです。
使っているのは、ツバメノートの特 A4 になります。
紙質も非常に良く書きやすいのですが、ページが糊付けではなく縫い合わせになっているので非常に丈夫な点がおススメポイントです。
おススメのメモのとり方は ?
メモの取り方は人それぞれですが、書き初めに日付を入れてとにかく書きなぐるのが個人的にはいいのではないかと思います。人に見せるわけでもないですし、好きなように使いましょう。
メモとメモを線でつないで、それぞれの内容をリンクさせても後から見返しても理解しやすくなるでしょう。
あと、消しゴムで消すのは時間の無駄なので、ボールペンなどで一気に書いてしまう方がいいかなと思っています。
理系学生の場合は、メモに証拠能力を持たせるためにボールペンなど消えない筆記用具で記録するのは必須です。
また、目的別にノートを分けたくなりますが、できることならノートは一冊だけを使用し、使い終わったら新たに買い足すのがいいと思います。
ノートが目的別に分かれてしまうと、記録を付けるのが億劫になりますし、あとから見返すときにどのノートにメモを取ったか判らなくなります。
できるだけ、端的な日記のようにつけていくのが長続きのコツかと思います。
最後に
ノートにメモを取ることの意味とメモの取り方について書いてみましたが、これが正しい方法かどうかは正直判りません。私個人がこの取り方で満足しているというだけで、人それぞれ情報の整理に役立つメモの取り方は変わってくると思います。
ただし、私の指導教員である教授も、お世話になった名誉教授も、ノートを取るという行為を非常に薦めていたので、情報の整理にメモを取ることが役立つことは間違いのではと思います。
電子的にメモを残すのもいいですが、やはり手を動かして目で見ることに意味があるのかなとも考えています。
気になった方は、だまされたと思ってやってみてはいかがでしょうか。
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