色々な種類のギタースタンドを所有していますが、練習時などの一時置きのためのスタンドには、スタンダードなタイプのギタースタンドが一番いいと思っています。
しかし、スタンダードなタイプのギタースタンドの多くは楽器が触れる部分がゴム製であるため、ラッカー塗装に対応していません。
今回は、ラッカー塗装のギターやベースを立てるための必需品のスタンドブラについてご紹介したいと思います。
スタンドブラ
スタンドブラは、ギタースタンドのネックとボディー受けのゴム部分にかぶせる布のことです。スタンドブラを装着したギタースタンド |
ただの布ではありますが、ラッカー塗装のギターやベースを立てた際に、ゴムの浸食から塗装を守ってくれます。
私が使用しているスタンドブラは、キクタニの BD-L になります。
ギタースタンドへの装着
スタンドブラは、ギタースタンドのネックを受ける部分とボディーを受ける部分の 2 カ所に装着するタイプが一般的です。ネック受け部のスタンドブラ |
ボディー受け部のスタンドブラ |
ギターやベースが当たるゴムの部分に被せることで、ゴムの浸食から塗装を守ります。
使用していると分ってくることですが、ネック受け部のスタンドブラはズレやすいので、安全ピンなどで補強しておくと不慮のズレを防止することができます。
ネック受け部のスタンドブラはズレやすいので安全ピンで補強 |
スタンドブラのデメリット
ゴムの浸食からギターやベースを守ってくれるスタンドブラですが、デメリットもいくつかあります。注意してギターやベースを扱わないと、塗装の浸食以上に深刻なダメージを負うことがあります。
ギターやベースが滑りやすくなる
ギタースタンドのゴムの部分に布を被せることになるので、ギターやベースが物凄く滑りやすくなります。ほんのちょっと触っただけでも滑ってしまうので、間違って触って倒してしまわないように気を付ける必要があります。
変形タイプのベースでは滑らないように特に注意が必要 |
特にも変形タイプのベースは気を付けないとすぐに滑ってしまうので要注意です。
長期間の立てかけは禁物
スタンドブラを装着していても、長期間の立てかけは禁物です。ラッカー塗装である以上は、同じ環境に長期間置いておくと、スタンドブラでさえも浸食の可能性があります。
また、純正ハードケースに長期間入れていてもケースの素材から浸食を受けるので、ラッカー塗装のギターやベースは定期的に置き場を変えたり弾いてあげたりするのが一番だと思います。
最後に
今回は、ラッカー塗装のギターやベースを立てるための必需品のスタンドブラについてご紹介させて頂きました。私自身も、スタンドブラを導入したことで、ギタースタンドにラッカー塗装のベースを心置きなく立てかけられるようになりました。
近年ではラッカー塗装のギターやベースは減りつつありますが、Gibson の楽器はいまだにラッカー塗装です。 ラッカー塗装の楽器をお持ちの方は、塗装が傷む前に導入をお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
0 コメント